『今度の休みに旅行に行こう!』
思い立った時に皆さんはどのようなことからはじめますか?
目的地を決めて、移動手段を考え、旅行先を楽しみ、そして自宅に帰る。
私たち地域連携部では、『旅行に行こう』と決めてから、交通手段(飛行機に乗る)、旅行先での旅をエンジョイし、そして自宅に帰るまでの一連の工程をサポートするために活動しています。
第一段階は旅行に行こうと決めることから始まります。県外や外国人の方に『○○を見て広島に行きたいから…』広島県内の方に『○○を見て旅行に行きたいから…』などと考えて頂く、つまり航空機を使って旅行に行く目的を作ることからスタートします。そのためには、過去の旅行者のデータや、県・自治体・旅行会社や観光振興企業、そして就航地先などとコミュニケーションを取りながら、地元の方々やターゲットの皆さんにどのようなプランが響くのかを日々企画・施策を策定しています。
地域連携本部 地域連携部
『地域の魅力を発掘し、就航地の魅力を探す』これが私たち地域連携部の仕事です。
運用本部 施設管理一部・二部
広島空港の滑走路や旅客ターミナルの照明や床、壁、天井など、空港内で目に付くものすべてを維持・管理するのが私たち施設管理部のお仕事です。
皆さんの住んでいる家で例えるのであれば…
・家の照明が切れた→蛍光灯や電球を取り替えましょう
・冷蔵庫や電子レンジなど家電製品→10年経過したから買い替えましょう
・洗濯機の電源が入らなくなった→壊れたので修理しましょう。
そのような事例を総称して維持管理と言います。
冷蔵庫が10年経過したので新しいものに買い替えようという計画をしたときに、皆さんはまずどのようなポイントで選びますか?例えば4人で暮らしていたのが2人になったので、少し小さくしましょうとか、将来子供が増える予定があるので冷蔵庫を大きくしましょう‥など、家庭環境に合わせて商品の購入を検討しますよね。まさにの検討するという行為が維持管理の更新計画イメージです。その規模を家庭ではなく空港に置き換えて、さらに自分の目線ではなくお客様や利用者の目線になって考えること、それが維持管理の業務範囲に繋がると考えています。
地域連携本部 地域共生部
空港周辺の6市町やりんくう都市圏。近隣地域との関りを一括して担当するのが私たち地域共生部のお仕事です。
地域共生部は、地元三原市をはじめとする6市町(三原市、東広島市、竹原市、尾道市、世羅町、大崎上島町)や、りんくう都市圏の窓口として、それぞれが掲げる課題に対して空港として何ができるのかを考え、ひとつひとつ実行していきます。
とはいえ、市町の掲げる課題と空港の掲げる課題がいつもマッチするとは限りません。
常に活発なコミュニケーションと情報交換を行うことで少しずつ関係性を構築し、お互いの共通課題を見出しています。
地域連携本部 店舗営業部
広島空港の免税店・コンビニなど、空港内の直営販売事業やテナントさまの売場サポートが私たち店舗営業部のお仕事です。
店舗営業部は、免税店舗とコンビニエンスストアを直営で運営しているほか、定期的に空港内で実施するPOP UP STOREや物産展の運営、テナントさまサポートやリーシングも行っています。
業務領域が多岐に渡るため、直営店舗の運営、空港内テナントサポート、リーシングなど、役割ごとに複数のチームが存在しています。
社員のバックグラウンドもさまざまで、販売接客経験が豊富な人もいれば、全く異なる業界から転職してきた人、新卒で入社した社員、外国籍の社員も在籍しています。商業施設運営の知識が豊富な人は、自身の経験を活かしてメンバーの育成に携わったり、SNS知識が豊富な人は部内に展開したり、異文化理解を深めたりとお互いに補い合うことができる環境は、店舗営業部の強みです。
運用本部 空港運用部
滑走路・スポット運用・誘導路の点検、制限表面管理など、航空機の安全運航に欠かせない仕事
全ては航空機の安全運航のため
【飛行場情報担当】滑走路・スポット(航空機を個別に駐機する位置)運用・航空機が地上を移動する誘導路の点検、制限表面(高さの制限など障害物の管理)などを日々行っています。また、標高の高い広島空港ならではの業務としては、LVP(※1)の管理も行っています。また、その他に、制限エリア内の除草作業などの整備や工事をする際の工事事前申請承認等も併せて行っています。
※1 LVPとは?
広島空港は標高が高いところにあるため、濃霧などの影響で視界が悪くなり滑走路への進入が難しくなることも多い。通常そのような場合に航空機は電波を通じて滑走路の位置が把握できるようになっているため、電波を阻害するものが入らないように制限をかけたり管理をしたりすることをLVPといいいます。
【保安防災担当】空港における事故や火災など、有事が発生した際に消火・救難活動を行う『空港消防』保安防災担当は、空港消防の指示監督職員です。有事が発生した際にすぐに活動できるよう、各種訓練の企画・実施等を日々行っています。またその他、保安区域エリアに人や動物などの立入が無いよう監視業務も私たちの重要な役割です。そのような業務に付随して、VIP(要人)が来広した際、安全に誘導するための導線管理なども担当しています。
航空営業本部 利用促進部
飛行機に乗るために空港へ行く。広島空港到着後、次の目的地へ行く。この間に利用する『交通手段』の円滑化を担当しています。
空港というと、まずは航空機での移動を思い浮かべる方が多いと思いますが、実は二次交通(※1) の役割がとても重要だということをご存じでしょうか。
標高332mの立地にある広島空港は、鉄道が通っていませんので、空港⇔広島市内、空港⇔福山など、メインアクセスはリムジンバスとなります。私たちの役割は、航空会社とバス・タクシーなど、交通事業者さまとの間に入り、旅客の円滑な二次交通利用のため最適化をすることが最大の目的です。例えば、航空機のダイヤ変更と二次交通の運行ダイヤ改正の相互リンクさせることで『せっかく空港に到着したものの、バスが既に出発していた』ということや『乗りたい飛行機にマッチした時間帯のバスがない』といったお客さまのフラストレーション解消にも繋がります。現状満足せず、お客さまのニーズに最大限応えられるサービスを目指し続けます。
※1 二次交通とは
拠点となる空港や鉄道の駅から、観光目的地まで行くための交通手段のことを指します。複数の交通機関を使用する場合、2つ目の交通機関を指すこともあります。 例えば、鉄道や空路、自家用車で目的地の近くまで行く場合、そのあとに乗る路線バスやシャトルバスが二次交通です。
航空営業本部 航空営業部
飛行機に搭乗する旅客と貨物。この両方を担当しているのが、航空営業部のお仕事です。
航空営業部は、航空会社部門と貨物部門の2つに分かれています。
飛行機の座席に座るのはお客様、航空機の下部貨物室にはお客様のお手荷物だけでなく、貨物も載せています。
航空便が増加したり、機体が大きくなったりすると、結果として貨物の量が増え機材のアップデートに伴う許容量の増加に繋がるので、部門が違えど2つの部門は目に見えない部分で協力しているのです。
コーポレート本部 経営戦略部 ICT室
ICTを駆使して、本業に集中できる環境づくりを担っています
ICT室では、空港利用者の利便性に繋がりここで働く皆さんがより心地よく仕事をできる環境づくりにテクノロジーの方面から取り組んでいます。
社内にある問題にITの視点から解決策を見出し、提案する。実際に手を動かして導入・検証を行う。言わば、システム会社の営業部門と開発部門がひとつになったような部署です。
自社のことだからこそ、どこに問題があるのかが手に取るようにわかります。どうすればもっとよくなるのかを常に考え、提案し、検証し、導入する。ICT室の仕事は、目に見えるものばかりではありませんが、空港利用者の方々や、ここで働く人たちが「やりたいこと」「やるべきこと」に集中して取り組める環境づくりこそが私たちの大切な仕事です。
運用本部 運用企画部
人材教育・研修の企画立案・運営や、国の指針改訂に係る規定の改定など、空港運用の総合的な役割を担っています。
運用本部内での人材確保・育成、研修企画立案・運営など、総務的な役割を担っているのが、私たち運用企画です。入社後の研修を例にあげると、運用本部では独自のカリキュラムに沿った研修を実施しています。2020年に広島空港が民営化されるまで、滑走路は国の管理のもと、国が運営業務を行っていました。それを民営化直後から急に私たちが現場OJTのみで行うというのは困難なため、数か月にわたる基礎研修を受けて実務に着手していくというものです。現在は、新入社員の基礎研修と同時に社内の講師育成も行っています。今後は、研修講師も自社の社員が担い、現場のプロと協力しながらカリキュラムにも磨きをかけていきます。新しい仲間を迎え入れた際には、独自の研修プログラムにのっとってHIAPとして教育していくという準備を整えているのです。
地域連携本部 営業企画部
イベント実施、SNS発信、広告、空港見学ツアー、空港事業者を対象とした販売促進やセミナー企画
どうすれば販売促進につながるのか、どのような広告が必要とされているのか、空港全体の賑わいを創出するにはいつどんなイベントを仕掛けていけばよいのか。営業企画が携わる仕事に、答えが用意されているものはひとつもありません。
事業者さんと会話をし、お客さまの声を取り入れ、自分たちで何度も考えた上で実行する。その結果と反省点を活かして次の企画に活かしていく、その繰り返しです。