地域共生部は、地元三原市をはじめとする6市町(三原市、東広島市、竹原市、尾道市、世羅町、大崎上島町)や、りんくう都市圏の窓口として、それぞれが掲げる課題に対して空港として何ができるのかを考え、ひとつひとつ実行していきます。
とはいえ、市町の掲げる課題と空港の掲げる課題がいつもマッチするとは限りません。
常に活発なコミュニケーションと情報交換を行うことで少しずつ関係性を構築し、お互いの共通課題を見出しています。
地域連携本部 地域共生部
空港周辺の6市町やりんくう都市圏。近隣地域との関りを一括して担当するのが私たち地域共生部のお仕事です。
例えば、三原市では就学・就職で地元を離れていく若者も多く、移住・定住は大きな課題です。
それに対して空港ができることは何でしょうか。
まずは、教育機関との連携。小学生向け空港施設見学、中高生向けプロポーザル大会、大学での出前授業も行っています。学生さんと関わっていると、多くのエネルギーを感じます。お礼のお手紙を頂くこともあるのですが、自分たちの仕事が学生さんの心に届いたのだと思うと、心から嬉しくなります。一見遠回りなようにも見えますが、このような地道な関りが、ゆくゆくは空港での人材確保にもつながっていき、結果として移住・定住という課題へのアプローチになっていきます。
広島空港のSNS発信も私たちの仕事のひとつです。
毎日たくさんの発信がありますが、店舗情報・エアライン情報・イベント系以外は全て地域共生部が担当しています。とは言え、部署内にSNSが得意な人がいたわけではないので、はじめは苦労しました。まずはInstagramチェックを日課にし、フォロワーさんはどんなことに興味を持っているのか、どんな投稿なら人々の目に触れやすいのかという研究を重ねました。
その結果、着々とフォロワー数を伸ばし、今では地域のSNS講座の講師をやってくれないかとお声がけいただくこともあるほどです。苦手だと思っていたことも、チャレンジしてみることで思いもかけない成長を感じられる。これも、やりがいのひとつです。
空港PRのため、自前で実施する空港イベントのみならず、各地域で行われるオフラインでのイベントやお祭り等にも積極的に出向きます。例えば、三原市で毎年行われる三原浮城まつり。法被を着て、ブースをつくって、空港に関するゲームを行ったり、クイズ大会を行ったりしています。
地域の賑わい創生と同時に、もちろん空港認知拡大も目的としていますが、このようなイベントへ参加すると、まだまだ地元の方にとっては『空港=飛行機に乗るために行く場所』なのだなと感じます。
ひとりでも多くの方に空港を知っていただき、『飛行機に乗るために行く場所』から『遊びに行く場所』『はたらく場所』など、より多くの役割を担える空港にしていくため、分野や所属を越えて地域と協力し合い、今後も発信を続けていきたいと考えています!