お仕事紹介詳細

運用本部 施設管理1部・2部

空港のプロフェッショナルになりたい。誰もが使いやすい空港旅客ターミナルにするために、私たちは日々対話を続けています。

広島空港の滑走路や旅客ターミナルの照明や床、壁、天井など、空港内で目に付くものすべてを維持・管理するのが私たち施設管理部のお仕事です。

空港施設維持管理とは

皆さんの住んでいる家で例えるのであれば…
・家の照明が切れた→蛍光灯や電球を取り替えましょう
・冷蔵庫や電子レンジなど家電製品→10年経過したから買い替えましょう
・洗濯機の電源が入らなくなった→壊れたので修理しましょう。
そのような事例を総称して維持管理と言います。

冷蔵庫が10年経過したので新しいものに買い替えようという計画をしたときに、皆さんはまずどのようなポイントで選びますか?例えば4人で暮らしていたのが2人になったので、少し小さくしましょうとか、将来子供が増える予定があるので冷蔵庫を大きくしましょう‥など、家庭環境に合わせて商品の購入を検討しますよね。まさにの検討するという行為が維持管理の更新計画イメージです。その規模を家庭ではなく空港に置き換えて、さらに自分の目線ではなくお客様や利用者の目線になって考えること、それが維持管理の業務範囲に繋がると考えています。

お客様が使いやすい環境にすることが最大の取組

最近の事例を挙げると、お客さまが旅客ターミナルから航空機に搭乗するために使用する『搭乗橋』というブリッジを渡る際、車いすのお客さまでも不便なく渡っていけるように、バリアフリーの基準に達していなかった箇所の改善をおこなったり、旅客ターミナル室内環境をよくするために特殊な空気清浄機を導入するなど、お客さまにとっては『見えない』『触れない』『感じられない』といったものなどをより良くするといった取組が施設維持管理の役割となります。
人によっては気付かれない部分かもしれませんが、とても重要な取り組みと考えます。

ユニバーサルデザインとはだれもが使いやすいという考えだが、計画をしている私たちは、耳も聞こえるし、目も見えているが、目の見えない方であれば、壁も天井も認識ができないので、頂点が判別できない。天井や壁床との区別もできない。そのような方々が判断をしやすくするために形状に変化を加えるなど、誰もが使いやすい、利用しやすい空港にするためにはどのようなプランが良いのかなど、自分たちの当たり前を一度分解して考えていくことが大切と考えています。

単独で仕事はしない。最も大切なのは部署間コミュニケーション

広島空港の天井が新しくなったのをご存じですか?自然災害への耐性強化による「安全・安心」の基盤をさらに強化するため、改修工事を実施しました。広島空港民営化後、最初に取り組んだ大きな改修工事『空港特定天井改修』
改修工事は業者さんがおこなうので、私たちが作業をすることはありませんが、主に作業が円滑に進むように作業計画を進め、業者さんに発注することが役目となります。
因みに特定天井改修工事は2021年9月から開始し、2022年12月に終了予定。ここまで約1年3ヶ月もの期間を要しました。中には計画から着工、完成まで2年以上要す施設も少なくありません。その分長期化すればするほど、お客様の要望や市場も変化が生じることもございます。だからこそ、そのような環境の変化も感じ取りながら計画を練ることが重要です。営業視点、航空会社視点など、部署間コミュニケーションを図りながら進めることが、時代に左右されない、変化に対応できる改修計画となります。

私が好きな言葉『黒衣に徹する』ということ

私たちの業務は、直接お客さまに接する仕事ではないので、評価や感謝を得られる仕事ではありません。
もちろん『ありがとう』っていう声が聞こえてくる方がうれしいと感じることもありますが、あくまでも主役はお客さま。
旅や空の移動が素晴らしいものになるよう、私たちは見えないところでサポートしています。
そのような取り組みから、私たちは舞台(旅客ターミナル)の主役(お客さま)を支える『黒衣(くろご)』なんです。

『0を1にする』ここに面白さがあります

空港旅客ターミナルの改修工事計画は2025年をひとつのターゲットとしております。
そのため、2023年~2024年の期間中は空港旅客ターミナル改修工事がいたるところで開始されますので、活躍できるフィールドは大きく、とてもやりがいのある仕事が続きます。
常に旅客の利便性を念頭に考え、どのような環境にしたらよいかなど、部署間で連携し、最適な施設を作り、維持していくことが、私たち施設管理部に求められる役割となります。

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