お仕事紹介詳細

運用本部 運用企画部

安心安全な空港運用のカギを握るのはやっぱり「人」です。人材確保や育成、訓練などが私たちの仕事です。

人材教育・研修の企画立案・運営や、国の指針改訂に係る規定の改定など、空港運用の総合的な役割を担っています。

独自の研修カリキュラム

運用本部内での人材確保・育成、研修企画立案・運営など、総務的な役割を担っているのが、私たち運用企画です。入社後の研修を例にあげると、運用本部では独自のカリキュラムに沿った研修を実施しています。2020年に広島空港が民営化されるまで、滑走路は国の管理の元、国が運営業務を行っていました。それを民営化直後から急に私たちが現場OJTのみで行うというのは困難なため、数か月にわたる基礎研修を受けて実務に着手していくというものです。現在は、新入社員の基礎研修と同時に社内の講師育成も行っています。今後は、研修講師も自社の社員が担い、現場のプロと協力しながらカリキュラムにも磨きをかけていきます。新しい仲間を迎え入れた際には、独自の研修プログラムにのっとってHIAPとして教育していくという準備を整えているのです。

2~3か月に一度は訓練を行う

もうひとつ安心安全に欠かせない取り組みとして、各種訓練や研修などの運営があります。例えば、消防訓練・航空機事故対応訓練・不法侵入対応訓練・ハイジャック対応訓練。これらの訓練は、空港管理者運営権者として必ず実施する必要があり、その運用管理をしているのが私たち運用企画部です。もともと国が行っていた業務を引き継ぎながら一緒に組み立てていき、HIAPとしてのマニュアルを作成しているところです。頻度にすると、大体2~3か月に一度は何らかの訓練を行っています。まずは、訓練の流れを決定し、日程を含む当日の役割や依頼事項を取りまとめ、関係各所へ連絡します。その後、社内及び空港事業者へアナウンスを行い、当日の運営・進行を行うという流れです。

繰り返し続けることに意味がある

訓練を行う上で難しさを感じることもあります。外部機関との調整もそのひとつです。例えば、消防の訓練であれば近隣市町の消防機関との各種調整を行います。そこで、日ごろから消防訓練を行っていらっしゃる消防隊員と、私たち一般市民との目線をどのように合わせていけば、より訓練対象者に伝わりやすいかということも考えなければなりません。一方で、このような各種訓練を繰り返し実施していくことで、空港運用部がどのような業務を対応しているかを社内に知ってもらう良い機会になっていると感じています。HIAPとしての訓練業務を開始してからようやく一年が経過したばかりです。訓練とは一度やって身につくものではなく、私たちが働きかけ続けることで、皆の習慣となり空港全体の意識向上につながるものです。今後も、空港職員として、何を大切にして、業務を行っていくべきなのかを伝え続けていきたいと思っています。

皆さんが働いている姿が次への活力

広島空港が民営化されたことで、自分たちでできることの幅は大きく人がったと思います。例えば、普段は一般の方は立入禁止のエリア(制限区域)の見学ツアーもそのひとつです。社内には、バスの免許保持者もいますので、自社で企画・運営・実行のすべてを担うような見学ツアーがあっても面白いなと夢は膨らみます。
運用企画には、表舞台に立つような仕事はなく、どちらかと言えば細かくて地道な作業が多い部署ですが、ひとつの仕事をやり遂げた際の達成感は大きい仕事です。皆さんが今日も安心安全に働けている姿こそが、私たちのやる気に繋がるのです。

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